愚者は経験に学ぶ

『賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』という言葉がある、
この言葉を聞いたときほとんどの人間は自分が賢者の側に立っていると思うだろう。
俺だってそう思っていた、自分は本も他人よりよく読むし失敗を回避しているはずだ
しかしそれは思い込みだったようだ。俺は自分が他人より要領が悪いことを
真剣に認めざるをえなくなってきている。何もかも足りない、能力だって。
しかし失敗から学べないわけではない、この言葉は裏を返せば
経験すれば愚者でも学ぶことができるということを示唆しているとも解釈できる。
痛い目に合えば次はうまくやれるのだ、きっと。

パラノイアなら『次のクローンはきっとうまくやるでしょう』とでもいったところか。
『次の機会にはきっと次の俺はうまくやるでしょう』、もっとも機会が与えられる幸運をつかむのも難しいということもあるのだろうけれども。